ほんのおと。

本を読みます。

こよみもの

プルタブが憎い

わたしはプルタブが憎い。 何が憎いのかといえば、部屋の掃除をするたびにプルタブを集めている瓶が倒れて余計な手間がかかるからだ。 わたしの家には夜な夜なパートナーの人がビールを飲んではプルタブをためておくための瓶がある。 なんでもプルタブがドラ…

「理想の女性像」は幻想なのか、文学・映画・漫画で考えてみた

先日、バーナード・ショーの『ピグマリオン』を読みました。 『ピグマリオン』読了。『せんせいのお人形』もしくは『バーナード嬢曰く』の元ネタなんじゃないか?と思い立ちまして、手にとりましたなるほど、教育と人の尊厳の話とでもいうのか、ロマンスに纏…

自分の船をつくる

「まるで、ブートストラップみたいね」 彼女はスマートフォンをいじる手を止めて、僕に向かってそういった。 「ぶーとすとらっぷ?」 僕は、話の流れについていくことができずに、彼女の口から出た見知らぬ言葉を聞き返すことしかできなかった。 夏休みまで…

才能はどこに消えたのだろう?

「あの人は<才能がある>」とか「これだけ頑張ってもうまく行かなかったんだから、私には<才能がない>のかも...」とか言うけれども、「才能」って人と比べて優れていることなんだろうか? どこかのタイミングでは<才能がある>んじゃないかと思っていた…